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魚を購入してきて最低限覚えておかなければならないのは温度ショックとpHショックの予防です。水槽の水換え時も同様に注意しましょう。
温度ショックとは、購入してきた際魚の入った袋の水と新しく立ち上げた水槽の水の温度が極端に違うと魚がショック状態になりひどい場合には死なせてしまうことがあります。水温が1℃違うと魚の体感温度としては4℃の違いがあると言われています。ですから水温5℃違うということは魚には20℃の温度差があると感じているわけで変温動物である魚類には拷問のような状態になってしまいます。
pHショックも同様で袋の水と水槽の水のpHがあまりにもかけ離れているとショック状態に陥ることです。一般に長期間水換えをしないと水槽水のpHは排泄物などの影響でどんどん酸性化していきます。ですから新しく水槽の水換えをするとpHの差が大きくなります。普通水道水はほぼpH7の中性のはずですが、マンション等の貯水タンクに貯められていた水は思ったよりアルカリ性になっておりさらにpHの差が生じてしまいます。
これらのショックを予防するためには魚の入った袋を口を開けずに水槽に20分ほど浮かべておき、温度をあわせます。その後、袋の水を半分バケツに捨て、水槽の水を捨てた分だけ入れます。袋の口を軽く閉め再び水面に浮かべ20分おいて、また半分捨てるというのを2・3回繰り返すとより安心です。ここで注意しなければならないのは袋の水をなるべく水槽内へ入れないということです。これは、雑菌を水槽内へなるべく持ち込まないために重要です。
熱帯魚の場合ヒーターを使用することが一般的であるためそれほど多くはありませんが、金魚や川魚などヒーターを用いることが少ない魚は梅雨の時期や秋口、冬期の室内飼育など一日の水温の変化が激しい時期には白点病などの病気がでやすいため注意が必要です。できればヒーターの設置をお勧めします。
また、購入直後特に水槽を立ち上げたばかりの場合、水槽内のろ過バクテリアが安定していないため、一気に魚の数を増やすとか、餌の多給をすると水質の悪化をまねき魚を死なせてしまうこととなるので購入後1週間は極力餌を少なめに与えます。
水槽のろ過装置は、エアレーション型(いわゆるブクブク)、底面式ろ過装置、上部ろ過装置、外部フィルター、オーバーフロー型と様々です。飼育する種類、飼育数、水草メイン水槽かなどで適当なものを選択しましょう。少なくともブクブクくらいは入れてあげないと特に夏場の高水温時は水中溶残酸素量が低下するのであっけなく酸欠で死んでしまいます。金魚すくいの金魚だからといって手抜きをしてはかわいそうです。
○病気を持ち込まない
すべての魚に言えることですが、特に金魚ではショップで元気そうに見える個体でも環境の変化などによって潜在的な病原菌が発症してしまい、新しい金魚ばかりでなく、今まで飼育していた金魚まで病気に罹って、「バタバタと死んでいく」そんな経験ありませんか。それを防ぐには
(1)信用できるショップで購入する。これは結構難しい。少なくとも同じ水槽の中に死んだものや、元気のないもの、体表に白点や充血している部分がないかチェックしましょう。見かけのかわいさだけに囚われないように。
(2)検疫をする。これがもっとも安全。金魚を新しく買って来てすでに飼育している金魚の水槽にはすぐに同居させず、別の水槽にエアレーションをして最低一週間様子をみて観察する。
この際、水10リットルに塩50g(0.5%食塩水)を溶かして塩水浴させておく。この塩水浴は体調の悪い金魚には万能の方法となりますので何となく元気がないなどのときも試してみましょう。また、エルバージュという市販薬を規定量溶解した水で検疫期間飼育していく方法もおすすめです。
(3)毎日よく観察し、病気かな?と思ったらすぐに対応しましょう。また、餌の与え過ぎや、水質の悪化により、病気になりやすくなるので定期的に水換えをしましょう。
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