厚木市の動物病院~犬・猫・ハムスター・フェレット・鳥をはじめ、エキゾチック動物全般の診療

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ジャンガリアンハムスターの耳道膿瘍

 ハムスターの耳道膿瘍

 

 

 

 2才のジャンガリアンハムスターのブルーサファイア。♀。

 耳の下が腫れているとのことで来院。

 多くの場合、外耳炎から波及したもので、外耳道の腫瘍(乳頭腫という良性腫瘍のことが多い)が、耳道を封鎖することにより膿が排泄されず耳の奥に溜まることにより大きく腫大する。

 即日、排膿造孔手術を行った。このように耳の奥に貯留した膿は空気の嫌いな細菌によることが多いので、排膿後縫い合わせをせず、あえて孔を強制的につくることによって空気にさらし、消毒液による洗浄・治療をしやすいようにしておきます。下の写真は切開して排膿しているところ

  ジャンガリアンでは特によく見られる病気なので注意が必要です。経験的にパールホワイトに多い気がします。

 

 

ウサギの子宮腺癌

 腹壁ヘルニア

 

 

 

 5才のネザーランド種。♀。

 3日前から血尿があり、食欲、飲水が減っているとのことで来院。

 

 レントゲンを撮ってみると下腹部に子宮と思われる箇所に不正形な塊が見られた。(写真左↑の部)

 

 試験的開腹という前提で開腹手術を行ったところ子宮の部分に内出血を伴った腫瘤塊が子宮の部分全体に形成されていたため、即摘出手術となった。

 

 写真右は摘出した卵巣及び子宮。↓↓の部分が腫瘤の部分。病理検査は行っていないが、子宮腺癌と思われる。術後尿自体は血液の混入は認められず、子宮の腫瘍部分から出血していたものが、排尿時もしくは力んだことにより、血尿の状態になったものであった。

リニューアル中に画像消滅しました。探します。すみません。

 

 

 

 

ウサギの不正咬合

 

 

 

 

3才のロップイヤー。

  上下の切歯(前歯)の咬み合わせが悪いため、過長してしまったもの。左の上切歯は下顎に突き刺さっていた。右の写真の下切歯の先にある赤黒い部分はその突き刺さっていた場所。

 

 幸い奥歯(臼歯)の過長は認められなかった。

 

 

 

 

 

ウサギの子宮水腫

 ウサギの子宮水腫

 

 

 

  2才4ヵ月の♀のウサギ

 口の下(顎)が濡れているとのことで来院した。この症状は歯の不正咬合、今の時期なら熱射病というのが大体相場なのだが、?! ?!

食欲はあるのにその異様な痩せ方と、その割りに異常に垂れ下がったお腹をしていた。以前からこんな感じだったとのことであったが、以前見て頂いた病院では何も言われなかったとのこと。触診をしてみると腹部に明らかな水膨れがある。一応レントゲンを撮ってみると案の定下腹部に白くボーとした水の溜まった像になっていた(写真上 左側が頭部 右がお尻側) そう子宮水腫。歯の方も臼歯(奥歯)の不正咬合から根尖炎になって今回のヨダレという症状になっていたようですが、子宮の方が重症なので麻酔下で開腹手術および歯の治療ということになりました。

 

 飼い主に状況を説明し、緊急OPEということになりました。元気はあったが、かなり痩せていたので大事をとって点滴をしながら開腹手術。卵巣子宮全摘出手術を行いました。普通の子宮が鉛筆ほどの太さなのを考えるとこの子宮の異常さが分かると思います。(写真下)

 重量にして500のペットボトルが入っていた計算になる量がお腹にずっと入っていたものですから、術後は今までじっとしていることが多かったウサギさんだそうですが、すっかり身軽になったようで、家の中を元気に跳び回るようになったとのことでした。

 

 

ゴールデンハムスターの腹腔内腫瘍による腸管癒着

 

 

 

 

  4ヵ月位のゴールデンハムスター メス

 4、5日前に他院にて上診。よくわからないとのことで帰されたので、当院に来院。右側の腹腔内にソラマメ大の腫瘤が確認された。陰部からの出血やおりものの排泄は認められないが、乳腺がやや発赤していた。年齢的に卵巣子宮系の病気や、腎腫瘍などは発症しにくいと考えられるが、試験的開腹のもと可能であれば摘出との方針で開腹手術に踏み切った。

 腹膜を切開するとやや腹水が貯留しており、腸管には小豆大の淡赤色の腫瘤があり(上の写真の右上、右の金属器具の先)、右脇腹の腫瘤は腎もしくは卵巣の腫瘍により腸管と癒着したもの(下写真の左端の赤黒い部分。上方は頭の方向)であった。

 腸管が癒着して絡んでいる以上摘出不可能なのでやもうえず摘出は断念した。

 

 

 

 

ウサギの神経鞘細胞腫

 神経鞘細胞腫

 

 

 

  ウサギの頬から鼻にかけて大きなコブができたということで他院にて上診されていたウサギ。薬を処方されていたが、どんどん大きくなってきたので当院に来院された個体。(左の写真) 大きさは「テニスボール」大

 早速摘出手術となったが、頬の部分は筋肉には浸潤しておらず摘出可能であったが、鼻の穴の周囲にも広がっていたので鼻までは摘出できなかった。右の写真は摘出した腫瘍。

 

 病理検査によって「神経鞘細胞腫」という診断であった。これは悪性の腫瘍で再発の可能性が高い。

 

 

 

 

 

ジャンガリアンハムスターの頬袋脱

 頬袋脱

 

 

 

 ハムスターでは比較的多い疾患で、頬袋のキズが原因でリンパ液が貯留し脱出する病態である。クッキーやパン、ご飯など水気を含むとぐちゃぐちゃになるようなものを与えるとなることが多い。簡単に考えると水ぶくれになった頬袋に針を刺して抜けばよいように思いがちだが、多くの場合うまく行かないことが多い。ハリで穿刺後、高濃度の糖液などで浸透圧で脱水し、縮小させてから陥納させることもあるが、ときに再発する。

 また、腫れている状態で口の中に戻してもすぐに再発するため摘出してしまうのが良い。

 そのまま放置しておくとハムスターが自ら咬み壊して無残なことになる。

 

 

 

 

ハムスターの咬傷

 

 

 

 

  ハムスターの複数同居飼育により、他のハムスターに咬まれたもの。目の横や腹部もかまれているが、手の甲が炎症により腫大したもの。(写真左)

 

 手の甲(というより手の先全体)がバイ菌が入ったことにより炎症を起こし、膿んでしまったもの。抗生物質と消炎剤を注射しながら、膿の塊が熟成してきたので麻酔下で排膿した。(写真右の白い丸い塊が膿)

 

 

 

ジャンガリアンハムスターの線維肉腫

 線維肉腫

 

 

 

  ジャンガリアンには、大変多い腫瘍。(上の写真)

 大きさは小豆くらいの大きさ。(ピンセットの先)

 麻酔をかけた後、摘出。右手の上にある白いかたまりが摘出した腫瘍。(右の写真)

 

 縫合して終了。

 

 細胞診の結果「線維肉腫」であることがわかった。

 

 

ウサギの斜頚

 

 

 

 

 脳に細菌やエンセファリトゾーンという寄生虫が入ってしまうことで平行感覚に異常をきたし、頭が傾いてしまった状態。

 細菌性のものでは、スナッフル(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど)や足底の化膿巣が慢性化すると起こることがあります。

 エンセファリトゾーンの寄生では、他の病気により免疫力の低下によって日和見的に発症してしまいます。

 以前は診断不能だとか、完治不良といわれていましたが、現在では血液検査によるエンセファリトゾーン抗体の測定が可能になりましたのでこのような症状が現れた場合、できるだけ早く、なるべく24時間以内に適切な処置を行わないと回復に影響がでます。初期症状としては目がキョロキョロする眼振症状がみられることが多いようです。

 抗体検査により、寄生虫の感染が示唆された場合は専用の薬を与え、寄生虫の封じ込めの治療をおこないます。

 

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