|
セキセイインコ。メス。2才
ケージの下でうずくまっていて、気づいたら腹部が腫れていたので卵詰まりかと疑い来院されました。
視診により、腹部の膨大が見られ、皮膚が黄白色化しており黄色腫に状態を呈していたが、腹腔内には卵のような硬い塊はなかったので腹部ヘルニアを疑い、レントゲン検査を行なった。
レントゲン検査においても明らかに卵殻を形成した卵は見当たらないが、背中側に白い石灰化物質がみられる。
全身麻酔下で腹部腫瘤を切開すると腫大した卵管が確認され、内部に液体が貯留しているのが確認さけたため、注射器で吸引してみると白濁した液体が採取されました。液体を抜いてみると一部硬結した部分が触知されたので、卵管部分を切開してみると卵殻膜の折りたたまれたものが内包されていた。おそらく過去に無卵殻卵が形成されていて、その遺残物なのであろう。
メスの中高年のセキセイインコには比較的多く、遭遇する疾患です。
|