厚木市の動物病院~犬・猫・ハムスター・フェレット・鳥をはじめ、エキゾチック動物全般の診療

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プレーリードッグののう胞腎

 プレーリードッグのう胞腎

 

 

6才のプレーリードッグ。♀

 夏ごろから食欲がないとのことで来院。

 触診により腹腔内に腫瘤が触知されたため、レントゲン検査により腹部の肝臓の後ろ側に大きな腫瘤が認められた。(↑)

 血液検査においても肝臓の数値が顕著に増加していた。腎機能は問題なかった。

 前回の肝腫瘍同様、試験的開腹により腫瘤の癒着などの有無を確認するため開腹手術を行なった。
 開腹すると腹膜下に子供の拳大の腫瘤が確認され、癒着はしていない独立した塊であったため摘出手術を行なった。肝臓にも水玉状の転移巣が確認された。

 摘出した腫瘤は腫大した腎臓で摘出後切開を入れると
中は2つの部屋に分かれており中に液体が溜まっていた。



プレーリードッグの病気


 

セキセイインコの卵管炎

 腹壁ヘルニア

 

 

生後半年ほどのセキセイインコ。♀

 

 これまでにも何度か産卵していたが数日前から羽毛を膨らませ、うずくまっているとのことで来院した。

 

 腹部はやや膨らんでいたものの、卵が停滞しているような硬い塊は認められなかったが、脂肪とは異なる塊状物が触知されたため、レントゲン検査を行なった。

 

 レントゲン検査においても正常の殻付き卵や殻のない無殻卵は認められなかったが、何らかの塊状物が腸管を圧迫している像が確認された。

 

 試験的穿刺による卵黄様物が吸引されたため、卵管炎による腹膜炎が疑われたため急遽麻酔下で開腹手術を行なった。

 

 開腹すると「溶き卵」状の液体が流出しており、卵管内には気質化し卵塊が癒着した状態で卵管破裂を起こしていたので卵管摘出手術を行なった。

 

 

 


 

プレーリードッグの肝臓腫瘍

 プレーリードッグの肝臓腫瘍

 

 

6才のプレーリードッグ。♀、出産経験あり。

 

 腹部に腫瘍が出来たとのことで来院。

 

 レントゲン検査により腹部の肝臓の後ろ側に大きな腫瘤が認められた。血液検査においても肝臓の数値が顕著に増加していた。

 

 飼い主の希望により開腹手術を行なったが、腹腔内の癒着が著しく血管を多く内包していたため摘出手術は不適と判断し、内科的治療に切り替えた。

 

 

 

プレーリードッグの

 

 

ヨウムのアスペルギルス症

 ヨウムのアスペルギルス

 

 

5日前にペットショップにて購入した若いヨウム。

 足輪が付いている足をかばって歩き、あまり食べないとのことで来院。

 下腿骨端の肥厚がみられたが、消炎剤などの注射にて腫れも引きかばうのも軽減されて、前夜はよく食べたとのことであったが、翌朝は食欲がなくなり、嘔吐がみられ、頭を前に伸ばした体勢で元気がないとのことであった。診察中に排泄した尿と糞には少量の鮮血が混じっていた。レントゲン撮影ではそ嚢と腺胃(消化液を分泌する胃)および筋胃(エサを磨り潰すための胃)にガスの貯留が認められた。

飼い主の話では、淡緑色の嘔吐物であったため、同色のペレットを詰まらせたかもしれないとのことで、バリウム造影による閉塞の確認を行なったが、1時間半後ようやく少量のバリウム液が腺胃に落下しているような状態で何らかの通過障害があるように感じられたが、確定には至らなかった。

 さらに翌朝治療の甲斐なく、亡くなってしまいましたが、飼い主の御好意により解剖をさせていただくこととなった。

 症状やバリウム検査から疑われた閉塞や狭窄は食道-そ嚢-腺胃-筋胃とも認められず、腺胃の壁が薄くなっているのが認められたのみで肉眼上の消化管内の病変や異物は確認できませんでした。糞便検査においても検出されましたが、腺胃粘膜からも少量のメガバクテリアがみとめられた。

 解剖を進めていくと右の肺から胸部気のうの接する部分にカビが広範囲に生えているのが認められた。(写真の→部分)形状からアスペルギルス症であると断定しました。

 アスペルギルスは、自然界に普通にみられるカビでパンなどに生えるものと同じようなもので感染の要因としては、飼育施設内に発生したカビを吸気することにより感染するのですが、少量であれば免疫系が正常であれば感染する可能性は高くはないが、高濃度に暴露されたり、環境の不備や急変により、ストレスが加わって抵抗力が低下することで感染する可能性が高くなります。特に幼弱個体や老齢個体、他の病気に併発する可能性が高くなるので注意が必要です。

 検査においては、一般的には気管洗浄液からの真菌胞子の検出や内視鏡による診断となりますが、実際はかなり困難で剖検時の気管洗浄においても真菌胞子の検出はできませんでした。また、嘔吐や食欲不振、次第に痩せてくるなどの病鳥症候群を呈するだけで特徴的な症状ではないため実際の生前診断は難しいと言わざるを得ません。

 

 

セキセイインコの精巣腫瘍

 セキセイインコの精巣腫瘍

 

 

4歳のセキセイインコ♂。

 腹部が膨れているとのことで来院。膨羽(羽を膨らませる)、呼吸速拍がみられ、尾を上下に動かし呼吸困難症状、気嚢雑音及びろう膜の褐色化が認められた。腹腔内は液体の貯留が認められ、これらの症状から精巣腫瘍を疑い、対症療法として腹水を抜き取る処置を行った。

 腹水の貯留速度は早く、2日後には溜まってしまう状態が続いていた。腹水は黄褐色で透明感があり、炎症性のものではないようだった。

 写真はお腹を開けたもの。右側の白い塊が腫瘍化した精巣。

 っと以前の旧HPに載せていましたが、リニューアル時に写真を紛失してしまったので同様の症例の写真を掲載しておきます。

  今回の上の写真で中央のやや桃色の白い塊が腫瘍化して肥大した清掃。下は死後に摘出したもの。摘出してみると頭より大きいことがわかる。

 

 

 

シマリスの動脈硬化

 シマリスの動脈硬化

 

 

れる心臓の肥大と心臓から突出している大動脈と基部沈8才の♀のシマリス。

 初診時に呼吸が粗い症状が認められてたため、レントゲン検査をすすめて撮影を行った。

 まず、呼吸の粗いのは肺に水が溜まったことにより、呼吸が抑制されていた状態であったためで、その原因と思われる心臓の肥大と心臓から突出している大動脈と基部に白い石灰沈着像が認められる。(写真下:の左側が頭部で黒↑の先が心臓の部分)

 上の写真では頭部側の上の↓には背骨のブリッジ形成像と尾側の↓の部分には脊椎の下に白い点線状に大動脈の壁面に石灰沈着像が認められた。

 

 

が認められる。(写真左:写真の左側が頭部で黒↑の先が心臓の部分)

 

右の写真では頭部側の上の↓には背骨のブリッジ形成像と尾側の↓の部分には脊椎の下に白い点線状に大動脈の壁面に石灰沈着像が認められた。

 

 

 

シマリスの肺水腫

 

ハリネズミの眼球損傷

 ハリネズミの眼球

 

 

 

  原因は必ずしもはっきりしないが、前日目から血が出ていたとのことで来院した。ハリネズミは警戒するとすぐに丸まってしまうので、麻酔下で眼球を精査するとすでに角膜は欠損しており目が潰れた状態になっていた(写真上)ことからそのまま眼球摘出手術となった。

下の写真は眼球摘出後の様子。

 ハリネズミは、思いのほか視覚に頼った生活をしていないことから片目を失っても生活に支障はみられないとおもわれる。

 

 

 

リチャードソンジリスの腺癌

 

 

 

 

  4才のリチャードソンジリス。♀ 

 以前口の下に腫瘍が出来て摘出したが、数ヶ月後頚部に腫瘍ができた。病理診断では「腺癌」であったが、肉眼上完全摘出されていたものであったが、今回は、左頬袋に隣接して形成されていた。この後、1月後に同じ場所に再発。三度の摘出手術を行っているが、大変やっかいな腫瘍である。

 

レントゲン 

外観

卵材


 

 


 

 


 

 

キタリスの膀胱結石

 

 

 

 

 キタリス ♂ 

 慢性の膀胱炎から血尿を繰り返していた個体。慢性膀胱炎から膀胱結石が形成され、結石が尿管内に梗塞して尿閉になってしまったもの。(写真左のレントゲン写真

金属棒の先端の白い結石に注目)

 尿が出ないことにより、膀胱破裂となってしまったので緊急手術となった。右の写真は、腹部を切開した状態で、赤黒い塊が慢性膀胱炎により壊死脆弱化してしまった膀胱粘膜。通常は透明の水風船様。

 

 

 

オキナインコの下腿骨骨折

 トリの骨折

 

 

 

  2才のオキナインコ。

 足輪をとまり木に鎖でつないで飼育していたもの。鎖が足にからまって下腿骨(脛 すね)の骨折したもの。内出血により、赤黒くなっているのがわかる。写真は手術のため羽毛を除去した状態。

 

 全身麻酔下で骨折部の骨髄内にピンを入れ、骨折修復手術をおこなった。

 

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