厚木市の動物病院~犬・猫・ハムスター・フェレット・鳥をはじめ、エキゾチック動物全般の診療

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フェルレボーカメレオンの下顎膿瘍に続発した肝腎膿瘍

 フェルレボニーカメレオン

 

 

 

フェルレボニーカメレオン ♂  

 角折れ個体として業者から購入したもので、下唇に腫れが見られるとのことで来院した。下顎の歯肉下に膿瘍が形成されており、下顎の骨も化膿性炎症により、真ん中で骨折しており左右でずれが生じていた。抗生物質の経口投与で治療をしていたが、約50日後腰から尾に掛けて5つの小豆大の腫瘤が形成され、死亡した。

 死後解剖によって肝臓及び腎臓に膿瘍が波及したことにより、多臓器不全により死亡したものである。

 写真左下の赤黒い部分は肝臓。写真ではわかりにくいが、白い小膿瘍が形成されており、右上の黄褐色の部分が、腎臓に形成された膿瘍である。

 

 

 

 クレステッドゲッコーの直腸脱

 

 

 
 クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)  ♀

  直腸が総排泄腔から脱出したもの。黒い部分は脱出後乾燥壊死した腸管。

  原因は、不適切な温度管理や、大き目のコオロギを与えた場合には硬い頭が排泄しにくくなるため便秘から発症するとも言われる。ハムスターなどと同様に排泄腔から押し込んで戻すだけでは完治しづらいので、opeに踏み切った。開腹して腸管の内側より整復し、閉腹した。

 

ケヅメリクガメの膀胱結石

 ケヅメリクガメの膀胱結石

 

 

  

 ケヅメリクガメが食欲不振と目の異常とのことで来院。レントゲンを撮ると梅の実大の膀胱結石と少量の消化管内の石のような異物が写っていた(左写真の金属棒の先の白い部分 :画像では非常に見にくいので御容赦)。

 

 甲羅を腹側から切開し、膀胱内から結石を摘出した。(右写真 :腹甲を切開し、腹膜を開け、膀胱内の結石を砕いて摘出。術後閉じる直前)

 

 膀胱結石はリクガメには比較的多い疾患で、「便秘」と思って来院されるケースが多い。特にケヅメとホシガメにできやすいと言われている。

 

 原因としては、リクガメフードや九官鳥の餌など高タンパク質の飼料が多いと尿成分のひとつである尿酸の生成が多くなることが知られている。さらに慢性的な脱水や細菌性の膀胱炎などの原因でできやすくなるといわれている。

 

 

 

ツインストライプゲッコーの皮下膿瘍

 

 

 

  

 他の同居ヤモリとケンカ、交尾の際、餌と間違えて咬まれたり、ダニの寄生の跡などにできるもので皮膚の下に膿の塊ができたもの。

 

 2カ月ほど無治療で放置しておいたため、肝臓にも転移してしまったもの。

 

 右写真はヤモリの腹部で黒っぽいのが肝臓。その肝臓のうえに白っぽい塊が点在している。この手の皮下膿瘍は小型ヤモリには多くみられるものです。見つけたら早く治療してあげましょう。

 

 

グリーンイグアナの下顎膿瘍

 

 

 

 

  5才のグリーンイグアナ オス。

  2週間前から下あごが腫れているとのことで来院。

 腫れているところから粘ちょう性のある液体が滲出していた。口内粘膜より切開するとかカサブタのような膿のかたまりが出てきた。

 ちなみに頭の中央にある点は、第3の目「頭頂眼」。

光を感じる程度の単純なものといわれる。

 

 

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