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いきなりおやじギャグから始まった今回。錦鯉飼育では様々な問題が発生していますが、このところはチョウ(ウオジラミ)とイカリムシに多大な病害が発生。いきなり水道水から湧いてくることは考え辛いので購入時にどこからか混入してしまったのでしょうね。
チョウ(ウオジラミ)は、平べったい透明な体色にややまだらな模様がはいる寄生虫で体表に感染します。写真下
イカリムシは、頭部が碇型になっており魚体にその碇を差し込んで寄生する甲殻類で両者とも魚の体表に感染し、魚は痒みと違和感でフラッシング(痒みから魚が体を底面にこすりつけることにより体側が上から見られるようになり鱗が光に反射してひかってみえること)をはじめ感染部位からの細菌の二次感染により穴あき病やカラムナリス症を起こしてしまいます。特にイカリムシでは針のようなものが体に刺さったままになるので炎症をおこし赤く、虫刺されのようになってしまいます。写真上
対処法は、トリクロルホンなどを成分とした外部寄生虫薬でリフィッシュやマゾテン、トロピカル-Nなどを使用して駆虫します。ただ、多くの寄生虫と同様、卵には効果がないので2週間ごとの反復投与を行います。また感染部位には細菌の二次感染がおこるためエルバージュやパラザンなどの抗生物質と原塩による塩水浴も併発すると効果的です。
イカリムシは頭部を体表に突き刺していることからより病害も大きくなることもあり、イカリムシは死んでも刺さったままになるのでピンセットで引き抜くことも大切になります。
今回この作戦で対処しているのですが、いかんせん魚体も大きく、数も多いので網で捕まえて、手で押さえながらピンセットで地道に抜いてはおりましたが、暴れるし、うまくピンセットでつかめないし、三匹目で早くも挫折。もう面倒なので「麻酔リレー作戦」を敢行。
おおきなタライを二つ用意し、片方に水を張った後、水溶性の専用麻酔を溶解し導入槽に。もう一方のタライに多めの水を張ってしっかりと曝気をし、覚醒槽とするためしっかり酸素溶残量を確保しておきます。導入槽に3匹づつ入れて、麻酔が効きはじめるを待ちます。麻酔が導入されると魚体が横に倒れてくるので倒れた順に魚体を保持して一匹づつイカリムシを引き抜いていきます。そのときあまりに炎症がひどい場合は抗生物質の注射を施しておきました。
一通り虫を引き抜いたら、覚醒槽に入れておくと5分ほどで覚醒、普通の泳ぎ方に戻ります。このときエラ病が併発している魚は死んでしまうことがあるので注意が必要です。
3時間かけて全鯉の処置が終わるともうクタクタになってしまいました。
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