各種餌の栄養組成(3)

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ペットを飼い始めたら~各種餌の栄養組成

飼育動物の各種飼料として利用されている野菜、生餌、配合飼料などの栄養組成です。
骨格や生理作用などで重要であり、かつ不足しがちなカルシウムの含量の目安としてカルシウム/リン比を掲載しています。理想的な比率は1:1~2:1といわれています。数値が1以上のものを与えるように心がけましょう。比率が低いものはカルシウム剤をまぶしたりしてカルシウム補正をしましょう。また、いくらカルシウムが多くても紫外線に当たりビタミンD3を合成しないと体内に吸収されません。夜行性の動物はD3を体内合成が可能といわれています。
文献により、成分量が若干変わりますので御了承ください。

飼料の種類一覧の飼料名をクリックすると詳細表示部分に飛びます。

たまに、あまり与えない
☆☆
けっこう良い
☆☆☆
おすすめ

で分けてありますが、いくらよくてもそればかりではいけません。バランスよく与えましょう。

小松菜 ☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 1.5
脂質(%) 0.2
カルシウム/リン比 3.77
総エネルギー(kcal/100g) 14
カリウム、鉄、ビタミンA、K、B群が豊富。
カブ根
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 0.7
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 0.86
総エネルギー(kcal/100g) 20
カブ葉 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 2.3
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 5.95
総エネルギー(kcal/100g) 20
カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンA、E、K、B群、Cが豊富。
かいわれ ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 2.1
脂質(%) 0.5
カルシウム/リン比 0.89
総エネルギー(kcal/100g) 21
ビタミンA、K、B群、Cが豊富。
葉大根、おろぬき大根 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 2
脂質(%) 0.2
カルシウム/リン比 3.95
総エネルギー(kcal/100g) 18
収穫前の「間引き」大根のこと。
マグネシウム、鉄、カリウム、ビタミンA、E、K、Cが豊富。
大根根
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 0.5
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 1.33
総エネルギー(kcal/100g) 18
大根葉 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 2.2
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 5
総エネルギー(kcal/100g) 25
ビタミンA、E、K、C、B群が豊富。
ニンジン根 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 0.6
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 1.12
総エネルギー(kcal/100g) 37
ビタミンAが非常に多い。多給に注意。
思っているほどウサギは好まない。
ニンジン葉 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 1.1
脂質(%) 0.2
カルシウム/リン比 1.77
総エネルギー(kcal/100g) 18
ビタミンA、K、C、B群、ナトリウム、カリウムが豊富。
ミズナ、京菜 ☆☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 2.2
脂質(%) 0.1
カルシウム/リン比 3.28
総エネルギー(kcal/100g) 23
ビタミンA、E、K、C、B群、ナトリウム、鉄が豊富。
ピーマン ☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 0.9
脂質(%) 0.2
カルシウム/リン比 0.5
総エネルギー(kcal/100g) 22
ビタミンC、B群が豊富。
モルモット、フクロギツネが好む。
豆苗 ☆☆
適用動物:草食性トカゲ、リクガメ、ハムスター、ウサギなど、チンチラ、プレーリー
タンパク質(%) 4.8
脂質(%) 0.5
カルシウム/リン比 0.35
総エネルギー(kcal/100g) 31
ビタミンA、E、K、タンパク質が豊富。
与えすぎると腸にガスが溜まりやすいので注意。