クレステッド雑記(3)

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クレステッド雑記

6月30日 ハムスターの砂飼い

6月30日 ハムスターの砂飼い

久しぶりにハムスターの砂をひいて飼う、砂飼いをやってみました。暑いので涼しそうなのでやってみました。以前にも何度か実行しておりますが、メンテナンスが非常に面倒なので途中でやめていたので、今回はいつまで続くことかね。
ハムスターの習性を活かした砂飼い飼育の仕方を紹介します。
1、まず、大き目のプラケースを用意します。60cmの規格水槽でも良いのですが、砂を入れるため非常に重くなるので掃除する気が失せるので今回は軽量のプラケにしました。
2、川砂や爬虫類用のカルシウムサンドなど細かいパウダー状のものと粒が分かる程度のやや粗めの砂と2種類混ぜると湿らせると硬くなるので都合が良い。
これをできるだけ厚くひき、水を入れます。ここでの水分量は砂をにぎってダンゴが作れる程度。ただし、あまり深くすると穴を掘った残土が山なって脱走されます。
砂は平にしておくより、一部高低を作って(半分山にしておく)おくと穴が掘りやすくなる。
3、一週間ほどひたすら天日干し。表面がやや乾燥してきたら小鳥のエサを軽く蒔いて種が隠れるくらい砂をかけておく。3日くらいすると小鳥のエサが芽を出し、根が張ってくる。この種蒔きは必ずしも必要ないが、草原ぽくなるし、根が張ることでトンネルが崩落しにくくなる。この乾燥期が重要で湿り過ぎているとカビが生えやすくなり、乾燥しすぎると崩落しやすくなる。50%以上が良いと言われるが、分かりにくいので経験を積まないといけない。
4、地表に小さい板や小屋を置いておくとその下からほりはじめることが多いので、掘り易いよう入れておくとよいでしょう。
5、頃合を見計らっていよいよハムスター放流。はじめはあちこちに窪みを作る程度ですが、気づくとトンネルが完成している。
6、トンネルの先に部屋ができているので、地表に床材を提供してあげると、運びはじめる。ここでワラなどカビの生えやすいものを入れると後で大変なので巣材に関しては試行錯誤してみてください。今回はポプラ材の粗いチップを提供後、長めのワラを3本入れてあげた。この巣材集めの様子は一見の価値あり、すごくかわいいですよ。長いワラもはじめはそのまま運ぼうとするがつかえてダメだと分かると適度な長さに剪定をはじめる。すごい!あとは食べ残しのエサや巣材がカビやすいので十分注意しましょう。また、表土に生えた草はハムスターに食い尽くされるか、砂に埋められてしまうので3日ほどしかもたないことが多いのですが、運よく残ればかっこいいハムスターのおうちの完成です。スナネズミも以前やってみましたが、ハムスターは掘って残土が溜まると山をならしに行きますが、スナネズミは地ならしせずにひたすら掘り続けるおバカさん(失礼)なのでトンネルは毎日崩壊し、場所が変わってしまいます。

6月15日 ホロホロ鳥

私が中学生から高校生のころ家でホロホロ鳥を飼っていました。当時は家禽好きで鶏やアヒルをたくさん飼っていました。
あまりホロホロ鳥という鳥をご存知ない方も多いかと思います。高級食材としては有名なようです。
顔はお世辞にもかわいいとは言えず(見方によってはかわいいかも)、頭はハゲタカのようで角のような突起があり鶏にみられる肉髭(くちばしの下にあるヒダ)がちょろっとついている。大きさは普通の鶏くらいで紺色に細かい斑点模様の鳥で、主に地上生活をしており、飛ぶことより走ることに特化した鳥です。
アフリカのサバンナに生息し、大型動物の後をついて歩いている姿をテレビで見たことがあるかもしれません。日本での飼育下においてもその習性が残っており、放し飼いにしていると外で飼っている犬の周りで生活をし、犬の残りエサをついばみ、散歩にもついてくるかわいい鳥です。
鶏と同ように夜は高い木に上り、敵から身を守ります。
問題はこの後、朝になると「ギャギャギャ、キャクキャク」とものすごい大声で鳴きます。とても住宅街で飼える代物ではありません。飼育は簡単ですが、とても生態の面白い鳥でありながら、この大音声にはとても耐えられません。でもなつかしいなぁ。

6月14日 遅い入梅

6月14日 遅い入梅

関東地方もいよいよ梅雨入りとなりました。地球温暖化と言われて久しい昨今ですが、暖かくならないのは財布ばかりとお嘆きの方も多いのでは・・・。
それはさておき、カメレオンの雨浴にはバッチリな季節になってきましたので、早速夜に雨浴させています。昼間でも良いかもしれませんが、すべてのケージを出すのも面倒なのでカメレオンだけベランダの止まり木に集らせておくと寝ながら雨飲んでます。暗いので移動もほとんどしないので脱走される心配がないのが、大きな利点です。あっ、いまパンサーのヤングが焦って落下・・・。ひとりで膨れて怒ってる。
このところ新しい趣味を模索していたのですが、クラゲはじめました。ハナガサクラゲ。刺されました(泣き)。「クラゲの魅力と飼い方」という本を購入し、お勉強中です。それと卵生メダカはじめました。海水魚に匹敵するほどの美しい魚です。でもなかなか売っていないので一生懸命集めています。まずはノトブランキウス・ラコビーを入手。日本のメダカも卵生メダカですが、日本のメダカのように水草に粘着性のある卵を産みつける非一年生メダカと、熱帯地域の雨季と乾季のはっきりしたところに生息する一年生メダカという水底産卵を行うメダカがいます。中間も存在します。
一年生メダカは雨季の初めに生まれ、乾季になり水が干上がると底の泥やピートと呼ばれる植物繊維に産卵し、死んでしまう生活をするメダカです。ですから飼育下で繁殖させるためには卵を少し乾燥させ、休眠状態を作らないと孵化が起こりません。何かとても不思議な生態ですよね。

5月21日 コビトマングース登場

5月21日 コビトマングース登場

先日、横浜にあるノアに行って参りました。このところ「けもの」系の動物を購入していないのでめずらしい動物を求めて行ってまいりました。高価な動物と非買の動物が多いなか、「コモンツパイ」という原猿類か、「コビトマングース」ならば購入可能ということで、二者択一ということになりました。
結局、ベビーで慣れそうなマングースに決定しました。購入時、「飼っている動物」と「これから欲しい動物」を記入するところがあったのですが、数が多すぎて面倒なので書かないでいたら是非教えてくださいと言われ、仕方なしに記入しました。とても全部書ききれないので大雑把にカメレオン・リクガメ・鳥とか適当に書いておいたらさらに突っ込まれて聞かれてしまいました。
あそこで購入された方はご存知でしょうが、写真撮られます。でも私はとても写真に撮られるような美男ではないので丁重にお断りいたし、スタッフの写真だけ掲載されているはずです。
帰りの車の中では鳥のような声でずっとないていました。本拠にもどり早速セッティング開始。基本的にはフェレットと飼い方は同じですので、ベビーということで保温だけは注意する必要があるので大きめの水槽にワラひいて下に保温マットひいて、隠れ家はダンボールハウスでとりあえず設定完了。このダンボールハウスは丁度頭よりやや大きいくらいの入り口をカッターで切り抜いた簡単なものですか、これが結構お気に入りのようですよ。ご飯はドッグフードのパピー用をふやかして与えています。試しにコオロギ与えてみたら、早速跳び付いて食べていました。

4月24日 半野良?カメレオン

4月24日 半野良?カメレオン

昨年の9月にレプタイルズショーでメラーカメレオンを2頭購入したことは以前書いたと思いますが、彼らには未だにおうち(飼育ケージ)がありません。一応あるにはあるのですが、犬用サークルにタライを接続しただけの簡易(作るのは苦労した)ケージに入っているのですが、所詮犬用なので格子幅が広く、出入り自由という状況になっています。2頭一緒に仕方なく入っておるのですが、お互いに牽制しあっているので早くおうち作らなきゃとは思っておりますが、場所がないのと面倒なのでそのまま来ています。
このような状況なので互いに気分次第でケージをすり抜け好き勝手に部屋の中を徘徊している状態です。面白いのは外に出ていても自分で帰ってくるので半年以上このままの状態で放置している次第です。
この子たち以外のケージも空いたままにしてあるのですが、今日に限っては「あっいない」と思ったらその空き家に住み着いていました。毎日面白い行動をしてくれるメラー君たちでした。

3月6日 オウムガイ★

3月6日 オウムガイ★

オウムガイの続編です。
本などで調べると清浄な海水で18~20℃で飼育し、貝や剥きエビなど好んで食べる。飼育下でも産卵の可能性がある。慣れると手から食べるようになる。程度のことしか載っていません。先に書いたようにイソスジエビやカニを水槽内に入れているのですが、今ひとつ食べているのか疑問です。自然界でもどちらかというと死んだエビやカニを食べているようで現地では鶏肉で釣るようです。しかし、生のエビを入れても自分で食べている様子はありません。
入手した情報によると昼と夜の温度差をつけた方が良い(20~24℃)とか、甘エビを与えると一発で死ぬとか、クルマエビが良いとかいろいろ聞いてきましたが、そうまでしなくても大丈夫そうな気がしてまいりました。
「エサは手から食べるようになる」と海水魚の飼育本などに書いてありましたが、当院のオウムガイに関しては手から食べるというより、手でエビの剥き身やイカナゴなど触腕につけてあげないと食べないような気がしてきました。触腕は出し入れ可能なので伸びているときにエサを貼り付けるように与えると食べています。手で食べるじゃなくて、手からしか食べないじゃん。
あまりいじるのも良くなさそうだったけど、そうしないと餓死していたかもしれなかったですね。
なんとなく感覚がつかめてきた気がします。いちど剥きエビを入れて一晩放っておいたら翌朝水が白濁していて、オウムガイもあまり動かなくなり、もう少しで死ぬところでしたが、80%換水をして何とか無事でした。

2月23日 馬犬

このところ全然更新していなかったので一気にやろうかと思いますが、ネタ忘れました。すみません。
あぁ大型熱帯魚店のティアラ町田店が移転してしまいましたね。いろいろ便利だったのですが、横浜の希望が丘になってしまったのでチョイチョイ行けなくなってしまいました。明日から本オープンとなると思いますので行ってみてください。
すでに2回行って来ましたが、まだ準備段階で大変そうでした。
その帰り、歩道で中型犬を散歩しているおばさんがいたのですが、何を思ったのかいきなり犬に馬乗りになって引き綱を手綱にして犬に乗っていました。一瞬目を疑いましたが、どう見ても犬を馬のように乗りこなしておりました。当然犬も暴れ馬のように「何すんねん」とばかりに焦っていました。

2月10日 ついに軟体動物進出★

2月10日 ついに軟体動物進出★

また更新サボっていました。申し訳ありません。また腕痛くて・・・。
さて、わが水槽ですが水質がよくなってきたので調子に乗ってサンゴいっぱい増やしました。マニアにしか分からないでしょうが、ウスマメホネナシサンゴを手に入れました。でもミドリイシなどは怖くて入れられません。
変化二つ目。どうも上部ろ過が乗っていると暗くなるので思い切って上部ろ過はずしてしまいました。それから2週間経ってサンゴの状態がちょっと微妙。英断か、暴挙かはまだ分かりません。ナチュラルシステムが作動するといいなぁ。
水槽は違いますが、RO導入したことでまずタコちゃん飼っちゃいました。購入じ「タコsp」で売られていたので正式名は分かりません。飼育情報などはあまりなく、ミドリイシレベルの清浄な水質、エビ、カニなどの生餌を与える。フタしないと逃げる。この程度の情報しかない。水温などあまりデータがないので、とりあえずフタのしっかりできるプラケースに外側からプレートヒーター貼って、水温を22℃に設定。底にはパウダーサンゴを2cmくらいとライブロック3つほど入れ、小型の水中ポンプを入れて水流を作りました。
エビはとりあえずヤマトヌマエビに薄い海水で飼い、ある程度海水に馴化させて与えていたのですが、たまに気が向くと食べている?程度。水換えは週一を目安にサンゴ水槽から抜いた海水を70%換水。

サンゴを購入したときにオマケについていたイソガニを試しに与えてみたら即効で触腕(手)を伸ばして捕まえて食べていました。カニかぁ!!カニは釣具屋でたまに餌用に売られていますが、近所の店にはいないので、夜な夜なまた採取生活です。今の時期磯のタイドプールの水温は低くカニも凍えているのか手づかみで余裕で捕らえられます。こうして何とか飼育1ヶ月。でも寿命自体1年半くらいらしいのでちょっと悲しいですね。
調子に乗ってミミイカを大量に入手できたのでイカデビューもしました。セッティングはタコと同様ですが、フタは不要。水温は室温にまかせ、ただいま18℃。餌はカニには反応しないようで海で捕まえたスジエビ与えています。ミミイカは、明るいうちは底砂に潜っているのでパウダーサンゴを5cmほどひき、タコよりもさらに清浄な水質が求められるので、ROの水で作った海水を直接使っています。夜暗くなってしばらくしないと出てこないので、夜こっそり見に来ると黒い体をして泳いでいますよ。
イカの飼育で一番の問題は「墨吐き」。輸送途中でこれやられてしまうとほぼ死着。飼育中でも気づくのが遅かったり、対応の遅れで窒息死してしまいます。広い自然界では敵への威嚇と目くらましのため使う武器も狭い水槽のなかでは自殺行為なので注意が必要です。そのためには驚かせないことが第一なので、ブルー系ライトなど常に点灯しておいて照明が急について驚くことを防ぐようにする必要もあるようですが、ミミイカは明るいうちは砂に潜っているのであまり気にせずにいるようです。
追記、さらに調子にオウムガイまで飼ってしまいました。これらの軟体動物は飼育に関する情報も少なく手探り状態なのでいつまで飼い続けられるか不安です。

12月16日 硝酸塩との戦い★

12月16日 硝酸塩との戦い★

前回の海草作戦はまあまあみたいなのですが、未だに硝酸塩の許容範囲を超えているので思い切ってR/O浄水器と後処理フィルター買っちゃいました。
(補足)魚などの老廃物は砂や石、ろ材の中にいる硝化細菌という空気の好きな微生物によってアンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩へと変換されだんだんと無毒化されていきます。その硝酸塩は次第に海水の中に蓄積されてくるので定期的な換水によって水槽外へ排除することで硝酸塩濃度を下げられます。また、底砂を厚くすることにより、砂の中に空気の流通しにくい層=嫌気層を作り、その中の空気が嫌いな微生物によって硝酸塩を窒素に還元して排泄させるという自然のサイクルが完成。水換えに使用する水道水にも硝酸塩が含まれているので換水して硝酸塩を排出しても、やや薄い硝酸塩を足しているのと同じなので結局イタチごっこ。
このアンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩→窒素という循環サイクルが完成すれば極端な話、水換えせずにサンゴ水槽を維持することが可能なのですが、当院の邪道水槽ではなかなかうまくいってくれません。
そこで登場したのが、上記の浄水器。水道水の中の塩素はもちろん、硝酸塩やコケの肥料となるケイ素も除去されるので100%近い純水を作れます。
この新兵器で作った純正海水でガンガン換水して今では硝酸塩濃度がだんだん下がってきました。しかし、まだ納得のいく状態ではないのでもっと頑張ります。

11月30日 最近の悩み

11月30日 最近の悩み

受付前のサンゴ水槽なのですが、とっても悩みの種なんです。一時放っておいたせいか、海水の硝酸塩濃度が全然下がらない。ちょくちょく30%ほど換水しているのですが、全然下がらない。アンモニア・亜硝酸濃度はかなり低いので急激な悪化はないものの、少しずつサンゴが消滅してしまう。本当は脱窒反応がしっかりしていれば良いのですが、3ヶ月前ほど大掃除をしてからどうも調子が悪い。
換水作戦の効果は停滞しているので、海草を多く植えて植物により硝酸塩を消滅させる作戦を行いました。サボテングサ、リュウキュウスガモを大量に植えてみたのでどれくらい効果が出るものか期待しています。
写真はムササビちゃんです。

11月18日 カエルが絶滅の危機 カエルツボカビ症1

爬虫類・両生類セミナーに行ってまいりました。今回は有尾類(サンショウウオやイモリ)とのことであの千石先生をはじめとしてリチャード・C・ゴリス先生など著名な先生方の講演を聞けました。
中でも緊急講演として「カエルのツボカビ症」という脅威が世界中のカエルを絶滅に追い込んでいるとの衝撃的な内容がありましたのでここに紹介いたします。
以前、自然番組などでやっていたこともありますが、環境破壊や地球温暖化、有害物質による水質汚染など地球上のカエルがいま激減している状態であり、さらに「ツボカビ(Batracochytrium dendrobatidis)」によるカビの仲間の影響で個体数の減少、個体群の消滅、さらに種の絶滅という悲惨な状態となっているとのことであった。
ツボカビ症は両生類の新しい感染症で1998年研究チームによってはじめて記載されたものでパナマやオーストラリアの大規模な両生類の絶滅に関与していることが明らかになった。それ以来世界中で両生類の個体数の減少について調査が行われている。
ツボカビは、土壌や淡水中に生息し、主としてカエルの皮膚に感染して食欲不振、沈うつなどの非特異的な症状にはじまり異常姿勢や歩行の異常、立ち直り反射の消失などが起こり2~5週間でほとんどが死亡するというものである。皮膚にツボカビが感染することにより、皮膚呼吸が阻害され、口を開けて死亡することが多いようだ。このツボカビは、皮膚のケラチンがある部分に感染するようでオタマジャクシの時期では口の周囲のみ。カエルに変態すると全身の皮膚にケラチン層が拡がることからカエルに変態することで感染が全身の皮膚に波及することで死亡するとのことであった。幸い飼育下の発症では治療が期待できるとのことであるが、野生のカエルでは薬剤の散布をするわけにもいかず、対策を緊急に練る必要があるようだ。
現在日本では、ツボカビの感染は知られていないが、これほど海外から両生・爬虫類が輸入されている昨今、すでにタイで感染が確認されていることから、日本上陸も時間の問題とされている。いや、すでに上陸しているかもしれない。鳥インフルエンザでは人にも感染がみられることから今となっては知らない人はいないと思いますが、カエルがひそかに絶滅していたなんていうことが近い将来おきるかもしれません。すでに昔から図鑑などによく掲載されている「パナマキンイロガエル」は1年以内に絶滅すると言われています。

11月2日 寒くなってまいりました

11月2日 寒くなってまいりました

日中は良い天気で気持ちよい日々が続きますが、さすがに夜は冷え込みますね。今年は10月が暖かい日が続いたのですっかり冬仕度が遅くなりましたが、もう11月ですよ。さてこれまで集め続けてきた動物たちを籠城させなければならないのですが、もう場所がない。頭をひねりつつどうにか冬場体制を確保していますが、もう大変です。皆さんも昼間の暖かさに油断せず、保温の必要な動物たちは早めに冬籠り体制を整えてください。
先日購入したジムグリパイソンのことですが、業者さんが持ってきた段階ですでに「口おかしいよ」状態で痩せていました。とりあえず落ち着かせるため当初はいじらずそっとしておきましたが、案の定餌食べない。もともと餌付けが難しい種類のジムグリパイソンなのでもうがっかりです。他のヘビのように口を開けようとすると鼻がもげるときいていたので、診るのも躊躇していましたがちょっと口先触ったら痛いらしい「ンガっ」と口開いてくれました。
もうおもいっきり「マウスロット」だよ。口の中の膿の塊を取り出して細菌培養してとりあえず抗生物質の注射と軟膏の塗布をしておきました。培養の結果から効果がありそうな抗生物質がピックアップされるので薬も変更。
ため息つきながら治療しています。結構痩せているので胃内カテーテルによる流動食の投与、できるときはピンクの強制給餌をやっています。幸い今のところ膿瘍の再発はないようです。
ちなみにジムグリパイソンはその名のとおり、地中に穴を掘ってすんでいるようでモグラの子などを食べているようです。外観は巨大なミミズのようでオマケのように付いている目がかわいいですよ。一般のヘビのように首のくびれがほとんどなく、ミミズです。まぁこの手のヘビは物好きしか手を出さないし、餌付けが難しいので長期飼育は容易ではないと思います。もしショップでしっかり餌付いて太った個体がいたら即ゲットだ。あぁまた爬虫類ネタだ。

7月2日 ホームページ復活&リニューアル

7月2日 ホームページ復活&リニューアル

みなさま、大変お待たせいたしました。クレステッド雑記を含め、ホームページ復活いたしました。
実はパソコンの故障で(というか容量オーバーのようで更新に時間かかり過ぎて更新できなかったようです。)全然更新できず愛読者の方々には督促の連絡をいただき、また先生が病気なのではと心配をおかけいたしました。幸い当院の飼い主の方Mさんがパソコンにくわしい方がおられまして、ぶっ飛んだデータを復活していただき、何とか見れる状態まで復帰させてはいただきましたが、更新できないことは変わりませんでした。
最後のあがきで「このホームページはぶっ飛んでしまいましたので・・・。」とかいておいたのですが、Mさんに「あれじゃあ病院ぶっ潰れたと思われるよ。」と突っ込まれ、何で?って思ったらホームページってホスピタルとも読めるんだ(ガーン)。まあいまさら書き直してデータ飛んでも怖いのでそのまま放置していました。
リニューアルされたものの、この雑記と症例紹介は更新率が高いので、練習用に作りかえされていないので、自力で作らなければならないのでいましばらくお待ちください。